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賢くなりたい? 新しい言語を学ぼう

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より相互の結びつきが深まる世の中になった今日、複数の言語を操れば、国際的に有効な繋がりを構築でき、ビジネス機会をも広げられる。またそれだけではなく、複数の言語を使うことは「脳にとっても良い効果がある

昨今の科学者たち行われた研究によると、二ヶ国語を操る人の脳内の重要な実行機能、-思考、分析、情報を繋いだり統合したり、という認知処理を行う箇所-において、一つの言語のみを話す人と比較し、より多くの灰白質(神経細胞の集まり)が見られることが報告された。これは、二ヶ国語を話すことのできるバイリンガル能力には、脳の働きを活性化するだけではなく、アルツハイマー病や認知症という加齢による神経障害を食い止める働きがある、と古くからある研究結果を裏付けるものとなった

バイリンガル能力と脳の働き

先の研究は、「スペイン語と英語のバイリンガル」、「英語を話しアメリカンサインランゲージ(英語の手話)を使うバイリンガル」、また「英語のみを話す人」、の3つのグループに対して行われた。結果、「スペイン語と英語のバイリンガル」の脳には、他の2つのグループに比べ、より多くの灰白質(神経細胞の集まり)が見られた。

またこの研究は、バイリンガルはそうでない人たちと比べ、なぜ脳の灰白質(神経細胞の集まり)が多いのかという理由を裏付けする結果にも繋がった。研究者たちによると、二つの異なる言語を上手に操ることは「脳のトレーニング」となり、「神経を柔軟にする」と。バイリンガルは常に二つの言語を処理している状態にあり、自分の考えを述べるためにはどちらの言語が最適なのか、という選択をし続けている。

事実、これこそが、必要のない情報をふるいにかけながら、より多くの量の情報を処理することに、一つの言語を話す人と比較して「バイリンガルが優れている」理由である。結局のところ、彼らの脳は常に活発に働き続けているのだ。そのため、英語を母国語とし、アメリカンサインランゲージ(英語の手話)を使うバイリンガルは、会話と手話を同時に行えるにも関わらず、一言語のみを話すグループと比較し、灰白質(神経細胞の集まり)の量に変化が見られなかったのである。

これまでバイリンガル能力における研究はその他にもいくつも行われてきた。ある研究では、バイリンガルは一つの言語しか話さない人と比較し、賢いのではなく「脳の特定の部位においての発達が優れている」のだという。バイリンガルは「複数のタスクを同時にこなす達人」であると。

研究期間中、ある一つのグループには13ヶ月に渡り「外国語を」集中的に学習させた。この実験対象となった別のグループもまた、「言語以外」の学習を行った。fMRIスキャンの結果には、言語を学んだグループはそれ以外を学んだグループと比較し、大脳皮質部位に大きな成長が見られた。また海馬(大脳辺縁系の一部。記憶に関する大切な働きをする)にも同様に、同グループにだけ成長が見られた。

その他の多数の研究が、上記結果を裏付る結果を発表している。脳は多くの部位を使えば使う程、より強く発達する。英語を母国語とし、中国語を学んだ人たちのfMRIスキャンの結果は、中国語のレッスンから6週間後には脳のネットワークに発達が見られた。これら数々の研究結果から、新しい言語を学んだ後の脳には、各部位同士の繋がりに密接な関係があることが証明された。

新しい言語を学ぶアンチエイジングにおけるメリット

上記に挙げた言語における研究結果は、脳の神経可塑性(機能的、構造的な変化)を確かなものとした。喜ぶべきは、脳は「年代を超えて発達することが可能」であり、また「第二言語を学ぶことでその成長を助成することも可能」だということだ。新しい言語を学習した年配の方の脳には、「構造上の変化や機能的な発達」が見られた。

また別の研究では、新しい言語を学ぶ成人の脳の灰白質(神経細胞の集まり)に喜ばしい結果が現れた。実験対象となったのは健康体の方で、これまで言語処理の働きとは無関係と考えられていた部位、前頭葉の灰白質(神経細胞の集まり)の量に変化が見られた。

この変化は、新しい言語を学ぶことは「アンチエイジングの効果がある」ということ示す、喜ぶべき結果である。また新たな外国語を学ぶことで「記憶を保護する働き」も見られた。被験者の受けてきた教育、職業、性別、居住場所(都会か田舎か)を考慮した上で行われたある研究では、一つの言語しか話さない人と二ヶ国語を話すバイリンガルには「認知症の発症に約4年半の差」があるという結果が発表された。

更に別の研究では、バイリンガルの被験者は一言語だけを話す被験者に比べ、アルツハイマー病と関連のある脳の部分に、2倍も多い萎縮が見れたにも関わらず、「アルツハイマー病の発症に遅れ」が見られた。この研究に関与した科学者たちは、バイリンガルの脳は絶え間なく働き続けているため、神経経路がアルツハイマー病の発症を長期的に抑えることができるまで強く発達しているのだと、この結果に対し分析している。

外国語によるアンチエイジング効果は、別の研究でも確認されている。その研究では、バイリンガルのシニアは、一言語のみの人と比べ「認知力が高い」と述べられている。同じタスクを与えた時に、バイリンガルシニアは、一言語のみ話す同年代のグループよりもそれを早く完了させた。更にバイリンガルグループは、非常に重要な働きをする脳の前頭部のエネルギーを必要とせずにタスクを完了させていた。これは二ヶ国を使える能力は、「神経において生涯的なメリットをもたらす」ということだ。

バイリンガルの幼児は一言語だけを話の子供よりプラス面を持つ

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新しいことを学ぶのに年齢は関係ない。しかし、幼児期に新しい言語を学ぶことは同年代の子供よりも優位性を与えてくれる。2歳児に対して行われた研究では、幼児期に第二言語に触れた子供たちは一言語のみの子供に比べ「両言語共に語彙力が豊富」なだけでなく、「認知力にも優位性がある」ということがわかった。二つの言語を教えると子供は混乱してしまうという古い考えは、この発見により一新された。

親が新しい言語を覚えて、子供のためにと会話をすることは容易ではない。でもこれらの発見は、教育のカリキュラムやプラン作成に携わる教育関係者にはとても有効な研究結果である。もちろん大人も、外国語のクラスに参加したり、外国語を話す友人に新しい言語を教えてもらうのには、決して遅すぎることはない

元記事:Want to Be Smart? Learn a Foreign Language (by Viatcheslav Wlassoff, PhD )
  訳:SPICY ENGLISH